切り花で長持ちする花7選と、お手入れ方法をご紹介します。
せっかく飾った花が、ふと気が付くと萎れてしまっていたり、枯れてしまっていたことはありませんか?
綺麗な花が、すぐに萎れてしまったり枯れてしまうと、とっても残念な気持ちになりますよね。
切り花はとても繊細でデリケートですが、それぞれの特徴に合わせたお手入方法で長持ちさせることができますよ。
なるべく長持ちさせて、綺麗な花を長く楽しみたいですよね。
そこで今回は、切り花で長持ちする花7選と、長持ちさせる為のお手入れ方法をご紹介します。
また、相場価格もご紹介しますので切り花を購入する時の参考にしてください。
切り花で長持ちするおすすめの花を7選ご紹介!
早速、切り花で長持ちする花を7選ご紹介します!
- ガーベラ
- ひまわり
- スプレーカーネーション
- スプレーバラ
- ラナンキュラス
- ピンポンマム(ピンポン菊)
- トルコキキョウ
花の特徴と長持ちさせるポイントも合わせてご紹介しますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
1.ガーベラ
ガーベラは花の色と形が可愛いので、とても人気がありますよね。
種類が豊富でいろんな形がありブーケにたくさん使われているので、プレゼントやお祝いに頂く機会も多いのではないでしょうか。
日持ちしないイメージが強いガーベラですが、新鮮なものを選べば2~3週間程度、綺麗に咲いてくれますよ。
しかし、数日経つと首がうなだれてしまっていることが良くあります。
花は綺麗に咲いているのに、本当に残念ですよね。
主な原因は、ガーベラの茎はとても腐りやすく、水を吸い上げる事ができなくなってしまうからです。
そんな時は諦めずに茎の状態を確認して、痛んでいる部分を切り落としてみてください。
茎を切る時はバケツなどに水を張り、水の中に茎の先を浸しながら切るのがポイント。
また茎が痛みやすい為、花を飾る時の水の量は2cm程度で十分です。
水の入れ過ぎには注意してくださいね。
水切りなどの基本的なお手入をしても首がうなだれてしまった時は、下記の対処法を試してみましょう。
- 湯上げ・・・沸騰したお湯にバラの茎を約2秒浸けて、清潔な水を入れた花瓶に戻します。
- ワイヤーを通す・・・ガーベラの茎はストローのように空洞になっているので、♯18くらいのワイヤーを首の根元まで通し、まっすぐに矯正してください。
両方とも、とても有効な対処法になりますので是非試してみてくださいね。
基本情報
- 花言葉・・・「希望」「前向き」「常に前進」など
- 誕生花・・・2月11日、8月1日、10月12日
- 相場価格・・・1本100円~200円程度
2.スプレーカーネーション
カーネーションは比較的いつでもお花屋さんで買うことができて、長持ちする花の定番ですよね。
その中でも、枝分かれしているスプレーカーネーションがおすすめです。
ゆっくりと順番に花が咲いていくので、普通のカーネーションより長く楽しめますよ!
枝分かれしているので、少しづつ分けてちょっとしたスペースに飾れるのも、おすすめポイントです。
玄関やトイレ・リビングの飾り棚などに飾ると、場所をとらずにとても可愛いお部屋のアクセントになりますよ。
茎が腐りやすいので、水の量は茎が5cmくらい浸かる程度にして毎日水を替えましょう。
水を入れ過ぎず、常に清潔に保つことが大切です。
少し枯れてしまっても、花の形を保ったまま花びらが落ちにくいので長く鑑賞できますよ。
基本情報
- 花言葉・・・「気持ちの高まり」「集団美」など
- 誕生花・・・12月2日、1月30日
- 相場価格・・・1本130円~160円程度
3.スプレーバラ
バラは、花束やブーケを想像した時に真っ先に思い浮かぶ花ではないでしょうか?
バラの中でも、花が枝分かれして付いているスプレーバラの方が更に長持ちするのでおすすめです。
どんな花でも枝分かれしているスプレータイプの方が、茎が1本のものよりも長持ちするようです。
花を選ぶ時に覚えておきたいですね!
いろいろな種類や色が豊富なバラですが、お花屋さんで選ぶ時には、花びらが厚めでしっかりしているものを選んでください。
花の首が固めで、蕾が開き始めているものを選ぶのもポイントです!
花びらが散りにくいので長く楽しめますよ。
萎れてしまった時は、バラにも水上げと湯上げが有効なので是非試してみてください。
バラは花の色によって花言葉が違うので、その時のシーンにあった花言葉のバラをプレゼントするのも素敵ですね。
ざっくりになりますが「赤は愛情」「青は奇跡」「黄は友情」「白は尊敬」などの意味があるそうです。
香りも良く存在感がある花なので、お部屋に少し飾ってあるだけでも華やかになりますよ!
基本情報
- 花言葉・・・「暖かい心」「包容力」
- 誕生花・・・2月25日、6月19日、7月14日・15日、12月25日
- 相場価格・・・1本200円〜600円程度
4.ひまわり
ひまわりと言えば、夏の代表的な花ですよね。
お部屋にひまわりがあるだけで、とっても元気が出てきますよね。
大きめの花瓶に、数本のひまわりをちょっと無造作に生けるのが大好きなんです。
夏の花なので暑い季節に切り花にしても、日持ちして長く楽しめますよ。
ひまわりを飾る時は、花瓶の上に出る2~3枚の葉を残し、その他は取り除いてください。
葉が水を吸ってしまい、花まで水が届かなくなってしまうからです。
また、茎にぬめりが出やすいので、水を替える時に良く洗い流してぬめりを取ってあげてください。
ひまわりが萎れてしまった場合は「湯上げ」が有効です。
湯気が花に当たらないように、気を付けて行うのがポイントになります。
基本情報
- 花言葉・・・「崇拝」「あなただけをみつめる」など
- 誕生花・・・7月6日・20日、8月2 日・5日・31日
- 相場価格・・・1本150円~300円程度
5.ラナンキュラス
ラナンキュラスは薄い花びらが何層にも重なって開くので、とても美しく存在感がある花です。
切り花は12月くらいからお花屋さんで見かけるようになり、3月くらいまでにいろんな種類のラナンキュラスが出回りますよ。
冬の寂しいお部屋に飾ると、ふんわりとした可憐な花びらが、ほっこりとしたあたたかい空間にしてくれるのでとってもおすすめです。
可憐で可愛らしいラナンキュラスですが、花が重たいのが難点です。
茎が華奢で柔らかいので、花の重さに耐えられなくなってしまい茎が折れやすくなっています。
茎を折れにくくするために、茎が長すぎる場合は短めに切りましょう。
花瓶などの縁に合わせて茎を短くカットし、花を花瓶の縁で支えてあげるようにしてみてください。
花瓶の縁を利用して飾り方を工夫すると、茎の負担が減るだけでなく、バランス良くおしゃれに飾れるのでおすすめです。
また、茎の空洞にワイヤーを通して花を支える方法があります。
ガーベラと同様で、♯20~22程度のワイヤーをしっかりと花の首まで通すのがポイント。
ワイヤーで茎を強化して支えることで、水の吸い上げが良くなり花が長持ちしますよ。
是非やってみてくださいね。
基本情報
- 花言葉・・・全体の花言葉「華やかな魅力」「輝きを放つ」「名声」など
- 誕生花・・・1月20日・29日、2月25日、3月2日、5月25日
- 相場価格・・・1本200円〜700円程度
6.ピンポンマム(ピンポン菊)
菊と言われると、仏花のイメージが強いですよね。
ピンポンマムはオランダの品種で、ポットマムと言う鉢植えの菊が品種改良された洋菊です。
丸くコロンとした形状がとても可愛らしく、いろんな色があるので大変人気がありますよ。
花持ちが大変良いので、2週間くらい楽しめるんです。
洋風にも和風にもアレンジできるのでブーケやフラワーアレンジメントなど、あらゆる場面でたくさん使用されていますよね。
需要が多く出荷時期をずらすように生産しているので、一年中流通するようになりました。
季節を問わずいつでも買うことができるのも、おすすめポイントですよ。
また、固くまっすぐな茎と短くぎっしり詰まっている花びらのおかげで、衝撃にもとても強いのが特徴です。
花が少し潰れて形が凹んでしまっても、水上げをすれば元に戻るので需要が多いのも納得ですね!
生ける時に葉が水に浸かったままになると腐ってしまうので、水に浸かる部分の葉は取り除きましょう。
水上がりの良い花なので、水の量は花瓶の半分くらいが適量です。
水が減っていたら、その都度足してください。
ピンポンマムは水持ちが良くて萎れにくく、さらに衝撃にも強いので、切り花初心者さんに大変おすすめの花と言えますね。
衝撃に強い特徴からヘアアレンジにも使用しやすく、手軽に華やかさをプラスできちゃいますよ。
いろんな色の花があり、浴衣等の色にも合わせやすいので是非試してみてくださいね。
基本情報
- 花言葉・・・「君を愛す」「私を信じて」「真実」など
- 誕生花・・・9月8日・9日、10月1日・14日・27日、11月3日・27日、12月9日・13日
- 相場価格・・・1本200円程度
※ピンポンマムの誕生花がないので、マム(菊)の誕生花になります。
7.トルコキキョウ
トルコキキョウは1本の茎に数個の花を咲かせ、茎が腐りにくく花持ちも良いのが特徴です。
夏の時期に開花する花ですが淡い色合いが多いので、夏の暑い季節に涼やかな印象を与えてくれますよ。
品種改良により、いろんな種類がありますが、八重咲きのものが長持ちするので特におすすめです。
とても華やかなので、結婚式のテーブルブーケによく使用されていますよね。
フリルのような花びらがとても可愛いので、大好きなお花です。
トルコキキョウの茎には節があるので、水上げをする時には節の部分を避けて茎を切るのがポイント。
節の部分で茎を切ると水上げが悪くなってしまいます。
葉がとても腐りやすいので、水に浸かってしまう余分な葉は取り除いてください。
水は5cm程度にして、腐敗を防ぐ為になるべく涼しい場所に飾りましょう。
また、切り花の蕾は咲かせるのがとても難しいので、購入する時は花とのバランスを見て選ぶのがポイントです。
基本情報
- 花言葉・・・「すがすがしい美しさ」「優雅」「優美」
- 誕生花・・・6月28日、7月12日・20日
- 相場価格・・・1本400円~1,000円程度
基本的な切り花のお手入れ方法をご紹介!
切り花を長持ちさせるためには、水を綺麗な状態に保つことがポイントになるようです。
花器の水を綺麗に保ち、茎の痛みを減らすために必要なお手入れをご紹介します!
1.水切りをする
切り花を持ち帰ったら、花が新鮮で切り口が乾く前に水切りをします。
バケツやボウルなどに水を張って、茎の先を水に浸けたまま茎を切ってください。
切れ味の良いハサミを使用して、茎は斜めに切ってくださいね。
斜めに切る事で水を吸いあげる面積が広くなり、効率良く水を吸い上げられるようになりますよ。
水切りは茎についてる雑菌を落とす効果もあるので、切り花を生ける前に必ずやってください。
その後の花の持ちが全然違ってきますよ。
2.余分な葉を取り除く
水切りが終わったら、水に浸かってしまう余分な葉や蕾などを取り除きましょう。
葉が水に浸かったままになると水が腐ってしまいます。
生ける前に余分な葉などを取り除くと、飾った時の見栄えもとても良くなりますよ。
3.清潔な花器に生ける
花を生ける花器は清潔なものを使用しましょう。
しっかり洗って乾燥させ、汚れや埃などが付いていない花器を用意してください。
雑菌の繁殖を防げるので、水を清潔に保つことで切り花が長持ちしますよ。
なるべく水を替える時に、その都度洗ってくださいね。
少々手間が掛かりますが、水を綺麗に保つことができるので是非やってみてください。
4.急激な気温の変化を避けて飾る
切り花はとても繊細でデリケートなので、急激な気温の変化や、強い風が当たる場所は避けてください。
特に直射日光や暖房などが当たると、水温が急激に上がることで雑菌が繁殖してしまいます。
花器の水が腐りやすくなってしまうので、日差しの強い窓際や、直接エアコンなどの風が当たる場所は避けて飾りましょう。
お部屋で最適な場所を探してみてくださいね。
5.毎日水を替える
ついつい忘れてしまいますが花器の水を清潔に保つために、水は毎日替えましょう。
水を替える時に、茎の先と花器も一緒にも洗ってくださいね。
茎の先を毎日少しずつ切るようにすると、花が長持ちしますよ。
水の量は花の種類によって違うので、それぞれの適量を入れるようにしましょう。
茎が腐りやすいガーベラは2cm・カーネーションは5cm程度が適量。
菊などの水の吸い上の良い種類は、少し多めで茎の半分くらいが適量になります。
また、漂白剤を少量入れることによって雑菌の繁殖を抑える効果が期待できますよ。
水1Lに対し、漂白剤5ml程度が適量です。
ご自宅に漂白剤があれば手軽に試せる方法なので、是非やってみてください。
6.延命剤を使用する
切り花専用の延命剤が市販されています。
雑菌の繁殖を抑えて水を綺麗な状態に保ってくれる成分と、花に必要な栄養成分が入っていますよ。
基本的なお手入れと合わせて、使用してみてください。
延命剤には銀が使用されていることが多いので、お手持ちの花器に使用しても問題ないか、必ず確認をお願いします。
まとめ
今回は「切り花で長持ちする花おすすめ7選!相場価格やお手入れ方法もご紹介!」ということで、ご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
- ガーベラ
- ひまわり
- スプレーカーネーション
- スプレーバラ
- ラナンキュラス
- ピンポンマム(ピンポン菊)
- トルコキキョウ
切り花はとにかく茎の先が痛みやすいので、こまめな水替えと茎の先の洗浄が大切なポイントになってきます。
お手入をしていくと、どんどん茎が短くなってくるので、最後はガラスの器などに浮かべて楽しむのがおすすめです。
ダイニングテーブルの真ん中に飾ると、テーブルコーディネートがとても華やかになりますよ!
最後まで花を楽しめるので、是非やってみてくださいね。
参考にしていただけたら嬉しいです。
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